CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)

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2025年8月12日 (火) 13:24時点におけるらびとろん (トーク | 投稿記録)による版
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製品概要

CLIP STUDIO PAINTは、株式会社セルシスが開発・販売する統合型ペイントソフトである。イラスト制作、マンガ制作、Webtoon、アニメーションなど、多様な表現に対応した機能を持ち、全世界で1000万人を超えるユーザーに利用されている。名称は略して「クリスタ」とも呼ばれる。

対応OS・デバイス

Windows・macOS・iPad・iPhone・Android・Galaxyなど、マルチデバイスに対応。PC版とスマートデバイス版ではインターフェースや機能に一部違いがあるが、クラウド同期を通じて作業の継続が可能となっている。

エディションの違い CLIP STUDIO PAINTには「PRO」と「EX」の2つのエディションがある。PROは主にイラストや単ページ漫画の制作を目的としたスタンダード版であり、コストパフォーマンスに優れる。EXは複数ページに対応するストーリーマンガ制作やアニメーション、Webtoonに特化したハイエンド版であり、商業制作や長編作品の作成に向いている。

主な機能

描画補正・筆圧感知機能を備えたペンツール、複数レイヤー、ベクター線画、3Dデッサン人形、フキダシやコマ割り支援ツール、アニメーションタイムライン、Webtoon用ページ分割機能など、制作工程における全体的な作業を1本で完結できる設計となっている。

素材・拡張性

ユーザーによるマテリアル共有プラットフォーム「CLIP STUDIO ASSETS」が提供されており、ブラシ、パターン、3D素材、トーン、アクションなどを自由にダウンロード・使用・投稿できる。無料・有料の素材が存在し、ジャンルや作風に応じたカスタマイズが可能である。

価格とライセンス

PC向けのPROは買い切り型で税込5,000~6,000円程度、EXは24,000~25,000円程度の範囲で販売されている。また、サブスクリプション形式(月額または年額)のプランも用意されており、スマートデバイス向けは月額100~300円前後から利用可能。ライセンス形態や契約方式によって利用可能な機能やクラウド容量が異なるため、用途に応じて選択する必要がある。

想定ユーザー層

初めてデジタルイラストに挑戦する初心者から、商業誌の原稿を手がけるプロフェッショナルまで幅広く対応。とくにマンガやキャラクターデザインを行うクリエイターにとって、必要な機能が一通り揃っていることから、統合制作ツールとして導入されるケースが多い。

導入実績と評価

国内では同人誌制作や創作SNS向け投稿用途に多く導入されており、海外でもプロイラストレーターやWebtoon作家の間で高い評価を受けている。特に描画時の反応速度、手ブレ補正、素材拡張性に関しては他製品と比較しても高水準とされる。

関連リンク・サービス

• 公式サイト:https://www.clipstudio.net/ • 素材配布サイト(CLIP STUDIO ASSETS):https://assets.clip-studio.com/ • チュートリアル/使い方ガイド:https://tips.clip-studio.com/

備考

クリエイター支援の一環として、教育機関向けライセンスや法人向けプランも存在する。また、2023年以降のバージョンではUIの改良やクラウド同期機能の拡張が継続されており、今後もアップデートによる機能向上が予定されている。